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とにかく辛かったあの散歩の日々・・・
私はドッグトレーナーでも専門家でもなく、ただワンちゃんを飼っているどこにでもいるDog loverです。
ただ・・・愛犬を飼い始めてから、散歩の時間が本当に苦痛だったんです。
- 他のワンちゃんを見ると吠える
- 気になる匂いを嗅ぎたくて急に引っ張る
- 興奮するとこちらの声が入らない
- 外だと全然アイコンタクトが取れず匂い嗅ぎにとにかく没頭(家に帰れない)
特に大変だったのが、散歩中の引っ張りでした。
子犬の頃はまだ容易にコントロールできたのですが、成犬になり、体格が大きくなってくると(ビーグル犬です)右へ左へ急に引っ張られ、こちらがバランスを崩しそうになることもしょっちゅう。
車道側へ急に飛び出しそうになってヒヤッとしたこともありました。
現に歩道の対岸へ「バッ」といきなり走り出して自転車に轢かれそうになり間一髪で避けたこともあります。
「ああ、このままではいつかこの子を大変な目に遭わせてしまう・・・」
と自分を責めてばかりいました。
引っ張りと同じくらいに大変だったのは吠えでした。
他の犬や人を見つけるたびに烈火のごとく吠えたてるうちの愛犬。
しかもビーグル犬がゆえに声が通る通る。
300m先まで余裕で響き渡る美しい森のトランペットの音色!
特に夏場は朝方しか散歩に行けないので、早朝の商店街で鳴き声を披露されると、
クレームをもらうのではないかと冷や汗ものでした。
これはこれで引っ張り以上に神経を使う代物で、散歩が終わる頃にはこちらもヘトヘトでした。
正直、
「あぁ、明日もまた散歩があるのか…」
「(朝起きて)あぁ、散歩に行かなきゃ…」
と憂鬱になる日も。
今思うと、かなり“散歩ノイローゼ”に近い状態だったと思います。
でも、少しの工夫を毎日実践することでだいぶ楽になったんです。
”お散歩ノイローゼのリアルな体験記”はこちら
最初の頃の私は「とにかく厳しく叱ればいい」と思っていた
当時の私は、
- とにかく厳しく叱れば伝わる
- 何回も怒り続ければ分かる
と思っていました。
実際、愛犬が吠えたら
- 「ダメだよそれは!」
- 「こらこらこら!何度言ったら分かるの!」
- 「ダメダメダメ!もうしっかりしてよ!」
と、感情的に何回も言ってしまっていました。
でも今振り返ると、あれはあまり伝わっていなかった気がします。
(あたりまえだ)
むしろ愛犬からしたら、
「何に対して怒られているのか分からない」
頭の上に「?」がたくさん浮かんでいた状態だったのかな、と感じています。
そう、「犬」という種族の特性をきちんと理解していなかったのです。
大事だったのは「強さ」より「タイミング」だった
個人的な見解ですが、やってほしくないことを愛犬がして、スルーするよりは確実に怒ったほうが良いと思います。
その状態を看過した態度を飼い主が取るということは、その行為を認めてしまっていると思うからです。
- 急に人通りで引っ張ったらリードを強く引きつつ叱って止める
- 不用意に犬や人に激しく吠えたてたらびしっと叱る
これらのことは特に必要だと思っています。
全く何も行動を起こさずに、愛想笑いで遠り過ぎるよりはるかに今後の状況を改善する一歩になるはずです。
でも、先述の通り、ただやみくもに叱っても犬には響きません。
特に大事だと思うようになった要素が、
“いつ言うか”
そう、「叱るタイミング」なのです。
例えば、人が近づいてきて犬が「ワン!」と吠えた瞬間。
そのタイミングが重要です。
感情的になる気持ちを理性で抑えつつ、それでも「やめてほしい」という感情を込めて、
お腹からしっかり「ダメ!」と一回だけ強く伝える。
そして、もしもう一度吠えたら、その吠えに合わせてもう一度「ダメ!」と言う。
そう、何回も矢継ぎ早に言ってはいけないんだと気が付いたんです。
適切なタイミングでバシンと雷を落とす。これです。
逆に、
- 「ダメダメダメダメ!」
- 「こらこらこら!」
- 「やめなさいって言ってるでしょ!」
- 「なんで言うことを聞かないの!」
と矢継ぎ早に言い続けても、犬からしたら
「どの行動がダメだったのか」
が愛犬にとっては分からず、ただただ飼い主から否定的な態度を取られているだけに聞こえてしまうのではないかと思います。
犬は「長い説教」より、短く鋭い音に反応する
やみくもに叱ることの弊害を知るべし
犬は、短く強く響く鋭い音にかなり敏感です。
先ほど雷の例を出しましたが「ゴロゴロ・・・ピシャーン!」と鋭く響き渡る音に敏感です。
だから、
- 「ダメって言ってるでしょ!」
- 「なんで分からないの!」
- 「もうちゃんとしてよ!」
と長く話しても、正直あまり伝わっていないように感じました。
むしろこちらが興奮して話し続けることで、犬側まで興奮してしまい更にけたたましく吠えるなんて逆効果になることもしばしば。
それよりも、
タイミングよく、鋭い発音で、短く「ダメ!」
これが大事でした。
これでも止めないようであれば、リードを短く持ち、クッと下側に引いてショックを与えつつ「ダメ!」です。リードと声の合わせ技が重要です。
こういったことを実践してから、不思議と人や犬に遭った時に吠える回数が減っていきました。
おそらくですが、吠えることでまた「雷が落ちる」から止めよう、という自制が働いているような気がします。
叱り方より重要!?褒め方のはなし – 関連記事 –
褒めることで犬の抱く幸福度をあげていき、より良い関係性を築いていきましょう!
そもそも「声が届く状態」が必要だった
愛犬とのコミュニケーションの確立こそが解決策
外に出ると、
- 他の犬
- 人
- 音
- 匂い
などへの興味や興奮があまりにも強すぎる際、当時の愛犬にはこちらの声がほとんど入っていないように思えました。
こういった状態だと、いくら適切なタイミングで叱っても、犬が飼い主の声を聞き入れてくれる土壌が整っていないことには成果が出ないように思います。
そこで実践してみたのが、
- おすわり
- まて
- ふせ
- 立った状態でのまて
こういった基本的なコミュニケーションの確立です。
「そんなのいまさら」
「飼い主として出来て当然の指示じゃない?」
という声も聞こえてきそうですが、
おすわり→ふせ
ふせ→おすわり
ふせ→立たせて待て
さらに
おすわり→ふせ→おすわり
ふせ→おすわり→まて
おすわり→ふせ→立ってまて
といったような、様々な指示を組み合わせて一連の動作をスムーズに行わせることは、
一つの指示だけを行わせることに比べて至難の業なのです。
「え?うちの子、立った状態からのおすわりはできるけど、ふせからのおすわりはできない…」
のような気付きがあるに違いありません。
これらの指示を一連の動きとして難なくマスターすれば、
これは単なる“芸”ではなく、
「飼い主とのコミュニケーションの確立」
「飼い主との信頼関係の醸成」
になっていくのだと今は感じています。
「よし、この人の言うことを聞こう!」
そう、飼い主に対する「忠誠心」の確立です。
愛犬とのコミュニケーション – 関連記事 –
犬が指示を聞かない理由ってなんだろう?3パターンで考えてみた。
「分かっていてやらない」「未経験だからできない」「そもそも理解していない」など、トレーニング中に感じたことを整理した記事です。
実際、うちの犬も少しずつ変わっていった
もちろん上述のトレーニングをすることで、最初から散歩が改善したわけではありません。
幾日も幾日も繰り返し、様々なパターンの指示をトレーニングしました。
うちの犬は疲れやすいので、あまり無理をさせず、少しずつ少しずつ実践しました。
そして散歩の時には
- 引っ張らずに歩けているときは、
「いいね~歩けてるね~!!」と名前を呼びながらひたすら褒める - 興奮したときは、リードによるショックと適切なタイミングでの「ダメ!」を実践
ということを続けていくうちに、
- 散歩中に飼い主である私を見る回数が増えた
- 飼い主の指示を意識するようになった
- 興奮から戻る時間が早くなった
- 以前ほど引っ張らなくなった
など、少しずつ変化が出てきたのです。
トレーニングの途中では「環境づくり」も大切だった
もちろん理想は、興奮した状態でも飼い主へ意識を戻せることです。
ただそこに至るまでには時間がかかります。
だからこそ途中の段階では、犬が過剰に興奮しにくい環境を作ることも重要でした。
【広告】散歩中の「不要な刺激」を減らす工夫
例えばうちの愛犬は、
- 急に距離を詰められる
- 突然触られる
- 他の犬が勢いよく近づいてくる
と一気に興奮しやすい傾向がありました。
「どうしたものか」と当時悩んでいたのですが、最近散歩用のメッセージワッペンなるものがあることを知りました。
- NO(さわらないでね)
- SCARED(こわがりです)
- DANGER(猛犬注意)
- YES(仲良くしてね)
上記4種類のワッペンをリードに貼付するだけで視覚的に伝えられるアイテムがあることを知りました。
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当時の私はこういったアイテムがあることを知らなかったのですが、こういったものを活用することで、犬側も落ち着きやすくなりコマンドも入りやすくなるのではないでしょうか。
トレーニングの過渡期というシチュエーション以外にも、ワンちゃんの体調が優れなかったりするときなど、「むやみに刺激してほしくないとき」などにひろく役立つアイテムだと思います。
飼い主様ご自身も毎回説明する負担が減り、ワンちゃんも以前より落ち着いて散歩しやすくなるのではないでしょうか。こうしたグッズを取り入れることで、トレーニングのペースを整えることもできるのではないかなと思います。
まとめ
以前の私は、愛犬との散歩が本当に苦痛でした。
引っ張る、吠える、興奮する――。
毎日の散歩で心も体もヘトヘトになっていました。
でも、
- タイミングを意識した叱り方
- おすわり・ふせ・まて等の基本コミュニケーション
- できた時にしっかり褒めること
を根気よく積み重ねることで、少しずつ愛犬との関係が変わっていった気がします。
もちろん、すぐに完璧になるわけではありませんが、(今も課題はたくさんあるけれど)この広い世の中で愛犬に出会わせてくれた縁のありがたさや、何より愛犬の力や愛を信じてひとつずつ積み重ねていくことが大事だと感じています。


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