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犬が言うことを”聞けない”理由
※本記事は、飼い主として犬と向き合う中で私自身が感じたこと・学んだこと・実践したことをまとめた個人的な経験談です。
以前の私は、
- 犬が言うことを聞かない
↓ - とにかく叱る
という単純な考え方になっていました。でも実際に犬と向き合っていく中で、
「言うことを聞かない(聞けない)理由って全部同じじゃないんじゃないか?」
「犬が今置かれている状況を正しく認識したほうがいいんじゃないか?」
と思うようになったんですよね。
もちろん私はドッグトレーナーでも専門家でもありません。
ただ、自分の犬を見続ける中で、
“今、愛犬はどの状態にいるのか”
を愛犬目線になって考えながら接することが大事なんじゃないか、と感じるようになりました。
犬が指示を聞けない理由って、全部同じではない気がするんです。
そして、その状態ごとに適切なアプローチを重ねないと、なかなか改善しない。
当たり前のことかもしれませんが、私なりに整理すると、大きく3パターンあるように感じています。
① 指示されているのを分かっていて、やらない
これは、コマンドの意味自体は理解している状態なのかな、と思います。
ただ、
- 他の犬が気になる
- 匂いが気になる
- 外の刺激が強い
などで、飼い主への意識が薄れてしまっている感じです。
つまり、
「今はそっちより外が気になる」
という状態。
なんでそう思ったかというと、「状況によっては言うことを聞くときもあるから」です。
この場合、ただ怒るだけではあまり変わらない気がしました。
人間だってワンちゃんやほかの動物と同じように欲求があるし、横やりを入れられたら嫌ですしね。
この場合、むしろ、
「飼い主の指示を聞くと良いことがある」
という経験を積み重ねることが大事なんじゃないか、と感じています。
飼い主の言うことを聞くことがワンちゃんにとっての幸福につながると良いのだと思います。
② 指示は分かっているけど、「どう動けばいいか」分かっていない
①のパターンと見分けるのが難しいのですが、何回も指示を出すことで本人が気付いて行動してくれるそぶりが見られる場合はこのパターンなのかな、と思っています。
そして、実はうちの犬はこのタイプだったと思っています。
例えば、
- 座った状態から「ふせ」
→ できる
でも、
- 立った状態から急に「ふせ」
→ できない
みたいなことが結構ありました。
人間からすると同じ「ふせ」なんですが、犬からすると、
「このシチュエーションではやったことがないから”わからない”」
んですよね。
つまり、
“未経験だからできない”という状態。
以前の私は、
「なんで分かってるはずなのにできないときがあるの?」
と思っていました。でも違ったんです。
犬側としては、
「聞いたことある音だけど、今どう動けばいいの?」
だったんですよね。そりゃあそうです。
人間だってプラモデルしか組み立てたことない子どもにいきなり家を建ててみろ!と言っても土台無理な話です。でも建築学科に行ったり、大工修行をしたり、必要な素養を身に着ければ出来るのです。
そうです、練習が必要なんです。
「なんでうちの子は覚えられないんだろう・・・信頼関係がないのかな。」
と嘆く必要はないんだと思います。
「未経験だからできない」
だけで、愛するワンちゃんと二人三脚で練習していけばよいのです。
うちの愛犬がなぜこのパターンだと感じたのかというと、
未経験のコマンドでも、2回、3回と根気よく指示を出すと、自分なりに考えて正解を出そうとしてくれたから。
例えば最初は戸惑っていても、
- 指示を出すが動かない
- 少し考えてる・・・??
- 動きを試す
みたいな様子を見せながら、最終的に「あ、こうか!」という感じでできることが結構ありました。
もちろん最初は、
ふせ→おすわり が、
ふせ→立ち上がって進んだり
いろいろな動きを見せてくれます。
ですがトライアンドエラーで根気よく指示を出し続けたりしているうちにできるようになりました。
①のタイプの場合は、
他の誘惑が強くてそもそも最初からやる気がない
飼い主の指示と他の誘惑との優先度に差がある
のようなパターンなのかなと思うので、同じように反復しても、
- 無視する
- 興味が別へ向く
- 指示そのものを聞こうとしない
という反応になりやすい気がします。
(うちの愛犬は反復練習の結果指示が通ったため、実際に生粋の①のパターンに出会ったことはありませんがひとつの仮説として提示します。)
だから私は、
「指示に失敗した」
という結果だけを見るのではなく、
- 考えようとしているのか
- 反復で変化するのか
- 指示へ意識を向けているのか
を観察するようになりました。
こういう小さな違いを見ながら、自分の愛犬に合ったやり方を何となく見極めていくことが大事なんじゃないか、と感じています。
そう、飼い主もいろんなことを考えて頭を使って犬と接する必要があると思っています。
こうやってひとつひとつ犬と新しいことに挑戦し、成功体験を積み上げていくことで、犬との信頼関係ができるのではないか?と思いました。
だから私は「未経験のパターン練習」に毎日取り組むようになりました。
そこで私は、
- 色んな場所で
- 色んな姿勢から
- 色んなタイミングで
コマンド練習をするようになりました。
例えば、
- 立った状態で「おすわり」→「ふせ」→「おすわり」
- 立った状態から「おすわり」→「ふせ」→「立って待てする」
など、「おすわり」「ふせ」「立って待て」の組合せを9通りほど組合せて練習する方法です。
もちろん最初は全然できませんが、
「できないから繰り返す」
これをかなり意識しました。
なぜ未経験のパターン練習をするのか?については、
「どんな状況でもコマンドをできるようにするため」
と思いがちですが、実はそうではなく、私が大事だと思うようになったのは、
犬に“漫然と指示を聞く姿勢”を作らせないこと
でした。
つまり、やったことないことでも一生懸命に考えさせて、正解にたどり着かせる。
正解にたどり着いたら「思いっきり褒めてあげる」。これです。

- いつも同じ流れ
- いつも同じ場所
- いつも同じ順番
だけでやっていると、犬も“流れ作業”みたいになってしまう。
でも、
- 今までと違うタイミング
- 違う姿勢
- 違う状況
でコマンドを出されると、犬は自然と、
「あれ?今飼い主は何を求めてるんだろう?」
と考えるようになるのだと思います。
私は、この
“飼い主の指示を考える癖”
を作ることがかなり大事なんじゃないか、と感じています。
③ そもそも指示自体を理解していない
これは初歩段階です。
- 「おすわり」
- 「まて」
- 「ふせ」
などの意味自体がまだ定着していない状態。
この場合は、
基本コマンドを一つずつ積み上げるしかないと思っています。
「犬がなぜできないのか」を考えるようになってから変わった
以前の私は、
「なんで言うこと聞かないの!」
と感情的になることも多かったです。
でも今は、
- わざと聞いていないのか
- 未経験だからできないのか
- そもそも理解していないのか
を考えるようになりました。
すると、
「ただ叱る」
以外の選択肢を持てるようになった気がしています。
今思うと、がむしゃらにトレーニングに明け暮れた時期もありましたが、愛犬の目線になって取り組むことの重要性について今だからこそ思いを馳せることが出来ます。
【広告】トレーニング過渡期によくあるシチュエーション
ちなみに、愛犬のトレーニング中の頃に以外にシチュエーションとして多かったのが、
お子様や近所の犬好きさんにいきなり触られる、声をかけられる
でした。
触っていいですか?と事前に聞いていただいた際は、
「ちょっとうちの子、興奮しやすいので・・・すみません」
と伝えられるのですが、何かの拍子や出会い頭に不意に頭をなでなでされるときもしばしば・・・・
それ以外にも、
- お子様に距離を詰められる
- 散歩中の他のワンちゃんを勢いよく近づけられる
などで、愛犬の集中が切れてしまうことや、興奮の引き金になることが結構あったんですよね。
もちろん向こう側にも悪意はなく純粋に愛らしく思っていただいての行動なのでありがたい限りではあります。しかしながら、トレーニング過渡期においては一定のペースを保って慎重に行動したいもの。
そこで、
- NO(さわらないでね)
- SCARED(こわがりです)
- DANGER(猛犬注意)
- YES(仲良くしてね)
上記4種類のワッペンをリードに貼付するだけで視覚的に伝えられるアイテムがあることを知りました。
↓【広告】Alice’s Dog & Cat 犬のお散歩メッセージワッペン↓
当時の私はこういったアイテムがあることを知らなかったのですが、こういったものを活用することで、犬側も落ち着きやすくなりコマンドも入りやすくなるのではないでしょうか。
トレーニングの過渡期というシチュエーション以外にも、ワンちゃんの体調が優れなかったりするときなど、「むやみに刺激してほしくないとき」などにひろく役立つアイテムだと思います。
「犬の状態を周囲へ視覚的に伝える」
という工夫も、愛犬と幸せな日々を送るためには意外と大事なのでは?と感じています。
ワンちゃんにとっては、不要な刺激を減らすこともストレスを減らす一歩ですしね!
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