続編|「犬の十戒」を読んで、少しだけ救われた
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お散歩ノイローゼに苦しんでいたそんなある日。
私は偶然、「犬の十戒」という文章に触れました。
有名なので、知っている方も多いかもしれません。
犬が飼い主に向かって語りかけるような文章で、
- 私と気長につきあってください。 (私のすることを理解するまで、少し待っていてほしい)
- 私を信じてください。 (それだけで私は幸せです)
- 私にも心があることを忘れないでください。
- 言うことをきかないときは理由があります。 (叱る前に、何か体調やストレスの原因がないか考えてほしい)
- 私にたくさん話しかけてください。 (言葉は話せなくても、あなたの声や気持ちはわかっています)
- 私をたたかないで。
- 私が年をとっても、仲良くしてください。
- 私には10年くらいしか生きられません。 (だから、私と一緒に過ごす時間を大切にしてほしい)
- あなたが私にしてくれたことを、私は決して忘れません。
- 私が天国へ旅立つとき、どうかそばにいてください。 (「さようなら」を見るのはつらいと言わないで、最後まで見届けてほしい)
そんな言葉が並んでいました。
(あまりにも有名な文章なので個々の解説は割愛します。)
正直、その時の私はかなり疲れていました。
散歩は怖い。
毎日気が張っている。
「また今日も何か起きるんじゃないか」と怯えている。
なのに、犬の前では何となく笑顔でいなきゃいけない気がしていた。
そんな状態でした。
でも、「犬の十戒」を読んだ時。
胸の奥で、何かが少しだけ変わったんです。
「そうか」
私はふと、そんなふうに思いました。
ああ、辛いままでいいじゃん。
この苦しさも。
この愛おしさも。
全部、“この子が生きている”から感じられるものなんだ。
その時、自分の中に、ある問いが浮かびました。
「この子がいなくなることと、散歩しなくてもよくなること。
どっちがいい?」
答えは、すぐに出ました。
私は――
散歩がどれだけ大変でも、
怖くても、
しんどくても、
辛いまんまでこの子と一緒に散歩したいと思った。
もちろん、綺麗事だけではありません。
散歩は相変わらず大変でした。
引っ張るし、吠えるし、突然興奮する。怖いものは怖かった。
でも、
「こんなに必死になっているのは、この子を大切に思っているからなんだ」
そう思えた瞬間があったんです。
犬から見れば、
散歩で失敗したことも、
うまく歩けなかったことも、
飼い主が落ち込んでいたことも、
全部「一緒に生きていた時間」なんですよね。
彼らの世界には私たちしかいないんです。
犬と暮らすって、楽しいだけじゃない。
可愛いだけでもない。
しんどい日もある。
逃げ出したくなる日もある。
でも、その全部を含めて――
「一緒に生きている」
ということなんだと感じました。
特に、
「あなたには友達もいる。でも、私にはあなたしかいません」
という一文は、今でも忘れられません。
あの子にとって、私は世界の大部分なんだということ。
そう思った時、
「ちゃんと向き合って生きていこう」
と少しだけ思えたんです。
私は今でも完璧な飼い主ではありません。
不安になる日もあるし、気分がとても落ち込むこともあります。
でも以前みたいに、
「苦しい=ダメ」
だとは思わなくなりました。
苦しさも、戸惑いも、愛情の一部なんだと。
少しずつですが、そう思えるようになったんです。
この時間は永遠じゃないけど、その分、辛い気持ちも大切に感じたいなと思いました。
お散歩ノイローゼを乗り越えるには適切なトレーニングも重要
お散歩に関するお悩み事を解決するには、精神論だけじゃ乗り越えられないこともたくさんあります。現に私もいろんな情報収集を行い、愛犬と私なりのトレーニングを続けてきました。
愛犬と楽しくいられるための「考え方」のほかに、今この時に必要なトレーニングを行うことも愛犬への愛情表現かもしれません。あくまで私なりのやり方ではありますが、参考になさってみてください。


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