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「なぜ愛犬は変われないのか」- 言うことを聞かせるではなく”ともに歩む”

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独学では乗り越えられなかった壁

愛犬との暮らしの中で、私はずっと「自分なりに」トレーニングを頑張ってきました。

おすわり、待て、伏せ。
YouTubeを見たり、本を読んだりしながら、少しずつ教えてきたつもりでした。
そして、これまでの記事でも書いてきたようにそれなりの成果が出ていました。

でも、あるところで壁にぶつかったのです。

「言うことを聞いてくれるときもあれば、そうでないときもある」
という、ムラでした。言ってみると、

“指示を出せば、ときどきなんとなく出来ている”。

そんな状態だったのです。

具体的には、

  • 指示を出しても反応が遅い
  • 集中力が続かない
  • こちらがイライラすると空気を察して動かなくなる
  • 外だと途端に崩れる
  • 「これで合ってる?」というワンちゃん側の不安感が感じられる

そんな状態でした。

特に悩んでいたのが、
「自分の感情が愛犬に伝わってしまうこと」。

上手くいかないと焦る。
焦ると声が強くなる。
すると愛犬も戸惑う。

その繰り返しでした。

そして私は、
「愛犬をトレーニングしているつもりで、実は自分自身が空回りしているのでは?」
と思うようになりました。

愛犬とコミュニケーションするということ

そこで初めて、プロのトレーナーの門を叩きました。
正直、最初は少し抵抗もありました。

「今さら?」
「独学でやってきたのに?」
「怒られるんじゃないか?」

そんな気持ちもありました。

でも実際にレッスンを受けて、最初に驚いたのは、

“愛犬をコントロールする技術”ではなく、
“愛犬へ向ける飼い主のまなざしや空気感”をものすごく大切に見られていたことです。

先生はこう話していました。

「やってみようね、っていう気持ちになることが大事なんです」
「よし、トレーニング頑張ろうね!きっとできるよ!」

こういったポジティブな働きかけを愛犬に伝えていくことで、
信頼関係が強くなり、本来愛犬としても嫌々取り組むトレーニングでも、「飼い主が喜ぶんだったら頑張ろう!」といったモチベーションを高めていくきっかけになるということなのです。

トレーニングというと、
どうしても「正しい指示」「成功率」「出来た・出来ない」に意識が向きます。

でも先生が重視していたのはそこだけではありませんでした。

・愛犬が“聞きたくなる”表現やトーン
・威圧感を排した声色
・決して出来ないからって感情的にならず理性的に
・できたときは最大限飼い主として嬉しがりながら褒める
・機械的なトレーニングではなく、一連の会話のような流れ

つまり、
「ワンちゃんとのコミュニケーション」そのものだったのです。

実際、レッスン中も先生は、

「いいね~、できるよ!」
「さぁ、頑張ってみようね!」
「いいね、いいね」
「今のは最高だったよ!」

などと、とにかく柔らかく、心から嬉しそうに声をかけていました。

それを見ていて感じたのは、

“ワンちゃんを操作している感じがしない”

ということでした。

むしろ、
ワンちゃんと一緒に空気を作っている。

そんな感覚です。

トレーニングを受けているのは愛犬だけじゃないという事実

さらに印象的だったのが、先生のこの言葉でした。

「トレーニングって、ワンちゃんだけの問題じゃないですから。7割くらいはこちら側のトレーニングです」

これを聞いた時、
「ああ、自分が壁にぶつかっていた理由はこれか」
と腑に落ちました。

私は“愛犬の所作、動き方”ばかりに拘泥していて、
“自分の伝え方”をほとんど見直していなかったのです。

そしてレッスンでは、
まず「完璧」を求めないことも教わりました。

「途中で“できないな”じゃなくて、最後までやってみましょう」

この考え方もすごく大きかったです。

ワンちゃんのトレーニングをしていると、

「失敗させちゃいけない」
「上手くやらなきゃ」

と思ってしまいます。

でもその焦りが、
愛犬にプレッシャーとして伝わってしまう。

だからまずは、
“最後まで楽しくやる”。

その空気づくりが大切だと知りました。

レッスン後、
私は少しだけ肩の力が抜けました。

愛犬を「従わせる」のではなく、
愛犬が「やってみようかな」と思える空気を作る。

その発想は、
独学だけではなかなか気づけなかった部分でした。

そしてこの日を境に、
私は“指示”ではなく“伝え方”を意識するようになります。

次回予告

次回は、
実際にレッスンで指摘された「指示の出し方」について。

・声が強くなってしまう
・愛犬がプレッシャーを感じている
・指示が曖昧で伝わっていない
・テンポが悪く愛犬が迷う

そんな、飼い主あるある満載の内容を書いていきます。
楽しみにしていてください!

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